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HISとの「グローバルJミッション」第2弾!大学生と高校生がチームを組み、グローバルな修学旅行をプロの視点で企画・提案!

この記事の3つのポイント

  • POINT 1 HISとは2回目の実施となる「グローバルJミッション」第4弾。今回は「グローバルな修学旅行を企画せよ!」がテーマ。
  • POINT 2 大学生だけでなく、併設校の高校生も参加。大学生と協力し、企画・プレゼンテーションに挑戦。
  • POINT 3 旅行会社の社員の立場で、クライアントへのヒアリングも実施。提案内容への理解を深めつつ、社会人としてのマナーも学ぶ。

大学生と高校生がチームを組み、プロの旅行プランナーとしてグローバルな修学旅行を企画・提案!

 低学年向けキャリ支援強化の一環として行われている企業や自治体との産学連携プログラム「グローバルJミッション」に本学の1、2年生15名と、実践女子学園高等学校の高校3年生3名が参加しました。「グローバルJミッション」とは、企業から提示されたグローバルなテーマの課題に対し、学生チームが国際的な視点や異文化理解を踏まえて解決策を検討し、最終的に企業担当者へ提案・発表を行う、課題解決型教育プログラムであり、国内課題を扱う従来のJミッションを発展させた取り組みです。今回は大手旅行会社HISから出されたお題は、「グローバルな修学旅行を企画せよ!」というもの。実践女子学園高等学校をクライアントに見立て、プレゼンテーションを行いました。

 今回は、学生・生徒たちが旅行会社の社員として修学旅行を企画・提案するという点が大きな特徴です。そのため、今回のプログラムでは社会人としてのマナーを学びながら、クライアントである実践女子学園高等学校へのヒアリングを実施し、本格的なビジネスレベルの提案を目指しました。

 さらに、高大連携の初の試みとして、併設校である実践女子学園高等学校の生徒が参加しているのが大きなポイント。大学生が高校生をリードし、キックオフから最終発表までの約2週間、試行錯誤を重ねながら最終プレゼンに向けて準備を進めました。

「学生」から「プロ」の顔つきへ。怒涛のインプットと試行錯誤を経て、いざ最終決戦へ!

初回の「DAY1:キックオフ」では、5チームに分かれてチームビルディングを行った学生・生徒たち。「DAY2:グループワーク」では、より実務に近い具体的なレクチャーを受け、実際に名刺交換も体験。「本物のビジネス」の空気を肌で感じました。

城副校長との名刺交換を実施。緊張した面持ちで対応する学生

「DAY2.5:ヒアリング」では、実践女子学園高等学校副校長の城礼子先生へのヒアリングにチャレンジ。修学旅行の目的の中でも特に「現地でしかできない体験」を重視していることや、生徒自身の興味・関心に合わせて、学習コースを複数の選択肢から選べる「選択制修学旅行」を希望していることなど、クライアントの要望を丁寧に聞き取っていきました。慣れない場面に緊張する様子も見られましたが、これまでの修学旅行での成果や課題、安全面やリスク管理の考え方など、旅行会社の社員の視点で具体的で細やかな質問を重ね、それを企画へと落とし込んでいきました。

「DAY3:中間発表」では、プレゼンテーションのノウハウについて講義を受けてからプレゼンテーションに挑戦しました。HISの社員の皆さんからの「実現可能性は?」「治安の説明が足りない」「教育的な意味がまだ弱い」といった貴重な講評を受け、その後はチームごとに企画をブラッシュアップ。中には、「直前までメンバーで電話しながら資料を作った」というチームも。最終プランに向けたコミュニケーションを重ねる中で、チームワークの大切さも学びました。

「安心・安全」「建学の精神」「独自性」のハードルを越え、5チームが導き出した次世代の修学旅行とは?

 大学生はスーツに身を包み、あくまでも“学生”ではなく“社員”として臨んだ「DAY4:最終発表」。発表会場は、HIS本社(東京・港区)で実施されました。「安心・安全」「学校の教育理念との一致」「ここでしか体験できない独自性」という3点を評価基準として、5チームそれぞれが知恵を絞って考え抜いたプランを発表しました。

【チーム:ケイ】行先:タイ
クライアントの「常識の違いを体験し視野を広げてほしい」という要望に応え、ASEAN諸国の中でもSDGs達成度がトップクラスであるタイへの旅行を提案。学園のキャリア教育の柱である「未来デザイン」を踏まえた内容で、「5チームの中で一番バランスが取れている」と好評価を得ました。


【チーム: YMK】行先:モンゴル
ゲルでの宿泊や遊牧民体験、現地大学生とのSDGsをテーマにした英語によるプレゼンテーション・討論など、モンゴルという地ならではの体験を教育価値に直結させた探究型プログラム。「生徒の価値観が動く旅」というコンセプトも明確で、事後学習まで見据えている設計が高く評価されました。



【チーム:TOF】行先:グアム
「平和・文化・環境」を軸とした多角的な学びに焦点を当てているのがポイント。徹底した「安全面」への配慮が高く支持されました。学びの時間を最大化すべくフライトの時間にも気を配るなど、行程設計の工夫も際立っていました。

【チーム:MJC】行先:韓国
韓国のソウルと釜山の2都市を巡るプランを提案。釜山からソウルへと移動することで、韓国の歴史を時系列に沿って学ぶことができる構成がユニークで、「完成度が高く、5チームの中で最も実現可能性が高い」と絶賛されました。

【チーム:うれシオン】行先:フィリピン・セブ島

タガログ語が公用語でありながら英語が広く普及しているセブ島の歴史的背景を事前学習し、現地では「発展途上国とリゾート」の両面を体験してほしいとの思いを込めた内容。予算を下回る価格設定を実現している点も高い評価を受けました。


明確な目的と教育的価値の高さが好評だった「モンゴル旅行」が優勝!

HISの社員の皆さんと城副校長らの協議の結果、モンゴル旅行を提案した「株式会社YMK」が優勝チームに選ばれました。

「自分たちがモンゴルを通じて何を伝えたいかという目的が明確で、強い思いを感じた。生徒の価値観を変化させ、日常の行動変容(事後学習)を見据えた教育的価値の高さもすばらしかった。誰と組んで仕事をしたいかという点において、このチームが一番だった」と城先生。チームを優勝に導いた大学生メンバーは、「ただ旅行先に行くだけで終わらせたくなかった。事前学習から事後学習までの流れを明確に示せたのが優勝の鍵だったと思う」「中間発表で実現可能性や治安面の課題を指摘され、一生懸命解決策を考えたかいがあった」と優勝の秘訣を分析。初めて参加した「グローバルJミッション」で優勝を経験した高校生メンバーは、「優勝できてうれしいし、貴重な経験になった。大学生の皆さんと一緒に、いろいろな話をしながら作業を進める時間がとても楽しく、大学でもっとプレゼンテーションのスキルを磨きたいと思うようになった」と喜びを語りました。

 一方で、他の学生からも「優勝できずとても悔しかったが、本気で取り組めた証拠だと感じた」「優勝チームの企画に比べ、独自性や目的の明確さが足りていなかったなと気が付くことができた。他チームのプレゼンテーションを見て、思いを伝え、相手に聞き取りやすい話し方も学べた」「もともと旅行業界に興味があり参加したが、今回のミッションを通してその気持ちがさらに強まった。この経験を就職活動にも活かしたい」といった声も。審査の結果にかかわらず、参加した全員がそれぞれに学びや手応えを得ていた様子が見受けられました。

最後に、株式会社HIS 法人営業本部第三事業部次長の小林強一氏が今回のミッションの感想を問うと、「楽しかった!」という声が参加メンバーから続出。それを受けて小林氏は、「限られた期間内でリサーチやプレゼン準備に多くの時間を費やし、試行錯誤しながら頑張った姿勢がすばらしかった。大学生が高校生をしっかりとリードし、一つの形にまとめ上げたチームワークも評価したい。旅行会社の仕事は確認作業が多く難しい面もあるが、皆さんが感じた“楽しい”という気持ちが、旅行を作る仕事の本質。旅行業に限らず、自分が“楽しい”と思えることを仕事にするやりがいを知ってほしい。また、今回の体験を今後の就職活動や社会に出る際の糧にしてほしい」と締めくくりました。

プロジェクトの開始から約2週間で、大きく成長した学生・生徒たち。実際に企業と連携して課題に取り組む価値を実感し、新たな挑戦への期待に胸を膨らませていました。

COMMENT

  • 高校3年・Hさん

    年齢の近い大学生の皆さんがとても温かく接してくださったこと、一歩先の学びを体験できたことがうれしかったです。大学や社会ではプレゼンテーションの機会が増えると思いますが、事前にその練習ができたのも大きな収穫でした。教育的な価値を考えながら旅行先を選定したり、プレゼンの質疑応答を想定して準備したりするのは大変でしたが、実際に企業の方と接しながら、ビジネスマナーも学べてとても勉強になりました。
  • 高校3年・Iさん

    大学にはどんな先輩方がいるのか見てみたいと思って参加しました。もともと、自分の意見を言ったり発表したりするのは得意ではありませんでしたが、先輩方が優しく指導してくださったおかげで、円滑に意見交換やスライド作りの分担ができました。一方で、今回はビジネスとしての具体的な実現可能性が求められたため、高校での探究プログラムとのレベルの違いを痛感しました。難しかった反面、何かを形にする楽しさを体験できたおかげで、大学に入学しても新たなプロジェクトに挑戦したいという意欲が高まりました。
  • 文学部英文学科2年・Hさん

    私たちが修学旅行先に選んだのは、自分自身が最も訪れてみたい国の一つであるモンゴルです。今回はチームのリーダー役を務めさせていただきましたが、私の指示をメンバーが的確に受け止めて行動してくれたおかげで、充実したプランを作成できました。また、調べ学習に力を入れ、最終発表の直前まで資料作成に取り組んだことで、プレゼンテーションに自分たちの熱意を込めることができました。結果としてチームが優勝できたことを、とてもうれしく思います。