国際学科2年 M・M
華やかさが団体競技の魅力!シンクロナイズドスケーティングの世界へ
6歳からフィギュアスケートを始め、16歳からはシンクロナイズドスケーティングに取り組んでいます。シンクロナイズドスケーティングは、16人のチームで音楽に合わせて一体感のある演技を行う団体競技です。中学生まではシングル競技を続けていましたが、成長による体型の変化でジャンプが安定しなくなり、悩んでいました。そんななか、高校の部活でチアリーディングを始め団体競技の面白さを実感。仲間と励まし合いながら挑戦する方が自分に合っていると感じ、スケートでもシンクロに挑戦しました。
シングルは一人で演技する分、思い通りにできたときの達成感が魅力です。一方シンクロはチーム全員で作る一体感や、観客も巻き込む迫力が大きな魅力です。特にリフトで上に上がったときに聞こえる歓声や拍手は、忘れられない経験です。 シンクロはフィギュアスケートの中でも、まだ認知度が高くない競技。だからこそ、自分たちの演技を通して魅力が伝わったと感じられたときは大きなやりがいがあるんです。アイスショー後にSNSで「迫力があった」「華やかでかっこよかった」といった感想を見たときは、シンクロならではの魅力が届いたと実感でき、とても嬉しかったです。

周りに合わせる難しさと気遣えるようになった成長を実感
もともとシングルで滑っていた頃から、ジャンプなどの技術よりも表現力を大切にしてきました。その経験はシンクロでも活かされていると感じています。また私は体が小さいため、リフトで上に乗るポジションを任されることが多いのですが、持ち上げられたり投げられたりすることにも、最初からあまり恐怖はなく、むしろ楽しさの方が大きかったです。
一方で、シンクロならではの難しさもありました。シングルでは自分のタイミングで演技できますが、シンクロでは全員で動きをそろえる必要があります。手の角度や高さ、首の向き、タイミング…。どれも細かくぴったりと合わせなければならないのが大変でした。さらに、リフトの相手によって持ち上げ方やタイミングに違いがあるため、相手ごとに合わせる必要があるのも苦労しました。加入した最初のシーズンは、とにかく自主練習を重ねました。練習の前後や休日も取り組み続けた結果、少しずつ認められリフトの目立つポジションを任されるように。世界選手権にも出場でき、大きな自信につながりました。
また、団体競技をやることで周囲を見る力や気遣いも身についたと感じています。日常生活でもその変化を実感していて、電車でベビーカーの乗り降りを手助けできたときは、自分の成長を感じることができました。

国際大会に出たからこそ感じる「英語力だけじゃダメ」なこと
シンクロナイズドスケーティングを始めたことで国際大会に出場し、世界各国の選手と交流する機会に恵まれました。当初は競技で通じ合えれば言葉は不要だと考えていましたが、自分の意見を論理的に伝える力が不足していることを痛感しました。ある選手と交流した際、日本に興味を持ってくれたものの、その魅力や文化をうまく伝えられなかったのです。
チームには海外チームに所属していた経験のあるメンバーもいます。他のメンバーが意見を言いづらい場面でも、彼女ははっきりと自分の考えを伝えます。これは性格ではなく、環境や文化の違いによるものです。しかし、その違いを理解していないとすれ違いや衝突が起こる可能性もあります。語学力だけでなく、文化を尊重する姿勢や異文化理解の重要性を実感しました。
こうした学びを深めるために、実践女子大学への進学を決めました。現在は留学に向けて、英語力を少しずつ高めています。留学中は競技を離れることになり、帰国後は就職活動も控えているため、次の大会が最後になる可能性もあります。未練がないわけではありませんが、まずは留学を通してさらに成長したいと考えています。
次の大会は4月にオーストリアで開催される世界選手権です。これまで支えてくれた人たちへの感謝を胸に、悔いのない演技をしたいと思っています。

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