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普通の大学生活じゃ終わらせない。テレビ番組出演をきっかけに見つけた「私のテーマ」 

このストーリーの3つのポイント

  • 挑戦したこと 自己成長をするために「行動」すること。大学で実施されている社会連携プログラムだけでなく普段の授業やサークルや留学など幅広く挑戦したこと。
  • 挑戦して得たこと 「課題解決力・企画力」「困難に向きあう力」「自分を信じる力」「自信」「他者理解力」
  • 次にチャレンジしたいこと これまでの経験や挑戦する姿勢を後輩や仲間に伝えて挑戦の輪を広げていくことと、培ってきた経験や学びをより大きなスケールで社会に還元していくこと。

英文学科3年 A・N

「普通の大学生」で終わりたくない私が、自分を輝かせる挑戦として地域と向き合うまで

もともと、「発展途上国の支援がしたい」「地域を元気にする仕事がしたい」とは思っていたのですが、最初から大きなビジョンがかっちりあったわけではありません。ただ、世界や地域のニュースを見て、「なんとなくモヤッとする」「自分も何かしたい」という気持ちを抱えていました。

実践女子大学に入学を決めたのは、そのモヤモヤを“行動”に変えられそうだと感じたからです。社会連携プログラムやボランティアなど、大学の外の人たちと関わるチャンスが多いところに惹かれました。

1年生のとき、企業の課題に若者目線で提案するプログラムに参加したのが、最初の小さな一歩です。教室の中だけで完結しない学びに触れて、「あ、学生の意見でもちゃんと聞いてもらえるんだ」と実感しました。そこから少しずつ、「せっかく大学生でいるなら、普通の大学生活だけで終わらせたくない」という気持ちが大きくなっていきました。授業に加えて留学の準備をしたり、大学公式グッズの企画・制作・販売にも携わっていたり、ダンスサークルで夜遅くまで練習したり…と、気づけば自分で自分の予定をパンパンにしているタイプの学生になっていました。

JWPの活動にも参加し、パリパラリンピック卓球日本代表舟山真弘選手とともにウェルビーイングを考えるイベントを開催
力を入れていた、ダンスサークルで発表

ターニングポイントは、高齢化で衰退した商店街の復活を目指す地域活性化プロジェクトのテレビでのプレゼン

そんな中で、いちばん大きなターニングポイントになったのが、2年生のときに受講した深澤先生の「実践プロジェクトC」という授業です。株式会社テレビ東京とのコラボ授業で、この授業の中で商店街の地域活性化プロジェクトを立ち上げました。後継者不足に悩んでいる商店街を舞台に、いろんなアイデアを考えていきました。最初は「若者向けイベントをやれば人が来る」という、かなり広いアイデアから始まりました。たとえば、SNS映えを狙った企画や、商店街を使ったミニライブ案などです。しかし議論を重ねる中で、「商店街にいない世代にどう響かせるか」というテーマにフォーカスが移っていきました。そして最終的には、「伝統産業×世界的人気キャラクター×地域通貨」というアイデアの組み合わせにたどり着きました。

授業では、そこまで考えた内容をテレビ東京の番組「田村淳のTaMaRiBa」でプレゼンし、放送していただくところまでが範囲でした。しかし、私たちのグループは考えたアイデアを実際に形にしたいと思い、先生にも相談しながら、企業の方に直接お話をさせていただくことにしました。

もちろん、最初からうまくいったわけではありません。企業の方に企画を持ち込みに行くときは、毎回おなかが痛くなるくらい緊張しましたし、「こんな案、相手にしてもらえなかったらどうしよう」と不安だらけでした。それでも、メンバーと一緒に資料を作り直したり、先生に相談してコメントをもらったりしながら、少しずつ形になっていきました。

そして収録当日。スタジオのライトとカメラの前に立ったときも、不思議と大きな緊張はありませんでした。というのも、それまでに何度も企画を練り直し、仲間と徹底的に準備を重ねてきたからです。「どんな質問が来ても答えられる」「自分たちの思いなら何度でも語れる」という感覚がありました。

「この商店街のことを伝えられるのは、いまは自分しかいない」。そうした使命感のほうが強く、地域の課題をちゃんと世の中に届けたいという気持ちと気合いが勝っていました。

周りの支えがあったから続けてこられた挑戦を、これからは地域と世界への“還元”につなげたい

よく「行動力がすごいね」と言ってもらうことがありますが、正直、自分ではそこまで“強い人”だとは思っていません。テストや課題に全力で取り組んだり、留学やインターン、イベントやプロジェクトにも挑戦したり…と、たしかにいろいろやってはきました。でも、その裏側では、「この選択、合ってるのかな」「やめたほうが楽なんじゃないかな」と迷っている時間もたくさんありました。

それでも挑戦を続けてこられたのは、周りの支えのおかげです。しんどくなったときに話を聞いてくれる家族、「大変そうだけど、なんか楽しそうだね」と笑いながら受け止めてくれる友達、「一回やってみたら?」と背中を押してくれる先生方や先輩たち。地域創生ボランティアで一緒に汗をかいたメンバーや、企画を真剣に受け止めてくださる企業の方々。そういう人たちがいたから、「もう少しだけやってみよう」と思えました。そして何より、「この大変さの先には必ず自分の成長がある」という確信があったからこそ、途中で投げ出さずに進み続けることができました。

これからは、そうやって周りからもらってきたエネルギーを、だんだんと“自分から返していく側”になりたいと思っています。立ち上げた商店街プロジェクトをいつか実現させて、地域にとって本当に意味のある形にすること。その過程で、後輩や周りの学生にも、「完璧じゃなくていいから、一歩踏み出すと景色が変わるよ」ということを伝えていきたいです。

大学生活の中でいろいろ挑戦してきましたが、振り返ってみると、「自分すごいでしょ」という話ではなく、「たくさんの人に支えられながら、一つひとつの経験に育ててもらったな」という感覚のほうが強いです。その中でも、とくに印象に残っているのが、テレビ出演までつながった地域活性化プロジェクト。あの経験は、地域に向き合う楽しさと、周りの人と一緒に挑戦する心強さを教えてくれた、私のターニングポイントです。これからも、そのときに感じたワクワクと感謝を忘れずに、地域から、そして世界へと挑戦の輪を広げていきたいです。

Message from 実践人

  • 英文学科3年 A・N

    大学生活をどう送るかは、もちろん自由です。遊ぶ方が楽しいし、のんびり過ごす時間も必要です。しかし、短い4年間でどれだけ自分が成長できるかは、自分次第です。やりたくないこと、難しそうに見えること、面倒だと思うこともたくさんあります。そんなときに逃げずに飛び込むことで、自分でも気づかなかった力や可能性に出会える瞬間があります。挑戦することで、学びだけでなく、自分の心の強さや行動力、人とのつながりなど、目に見えない宝物を得ることができます。もちろん、無理に挑戦しなくても生きていくことはできます。しかし、もし少しでも「成長したい」「面白いことをやってみたい」と思うなら、迷わず飛び込んでほしいです。挑戦の途中で悩むこともありますし、失敗することもあるでしょう。しかし、それ自体が自分を作る大切な経験です。迷い、悩み、立ち止まりながらも前に進むことで、自分の本当にやりたいことや、大切にしたい価値観が見えてきます。私はこの大学生活で、学業やアルバイト、サークル活動、地域活性化プロジェクトなど、数えきれない挑戦をしてきました。疲れや辛さも何度もありましたが、その分、成長や達成感の喜びも大きく、仲間や家族の支えのありがたさも実感しました。どんな小さな挑戦でも、そこに全力で向き合うことで、自分の世界は広がり、人生の選択肢も増えます。だからこそ、4年間という限られた時間を後悔なく、自分の力を最大限に伸ばすために使ってほしいと思います。遊ぶのも、休むのも、自分の自由です。しかし挑戦することを選べば、自分の人生をより濃く、価値あるものにできる。そのことを、心から伝えたいです。