人間社会学科4年 S・N
ずっと憧れていたフロリダへ。就活期でも「行きたい」気持ちを選んだ
幼少期からディズニーが大好きで、フロリダのディズニーパークに行くことが長年の夢でした。大学在学中に海外プログラムへ挑戦したい思いもあり、「ディズニー・イマジネーションキャンパス」を知ったときに「絶対参加したい!」と思っていました。
ただ、参加のタイミングが合わず、サークル中心の生活をしていたこともあって、入学して3年間は機会を逃していました。また、春に一度応募したのですが、その際は催行中止に。今回がラストチャンスでしたが、就職活動と重なる時期での参加となりました。
それでも「今やらなければ、きっとやらないまま終わる」と感じ、参加を決断しました。心配は二つ。英語力に自信がないこと、そして知り合いのいない9日間をうまく過ごせるかという不安です。私は何事も中途半端にしたくない性格なので、決めた以上は準備から逃げないと心に決めました。出発までの毎日、英語に必ず触れる時間をつくり、特にリスニングとスピーキングを重点的に練習。音読、シャドーイング、自己紹介や質問フレーズの言い換えを繰り返し、目標はただ一つ——英語を使うことを“楽しむ”こと。抵抗感を下げることを第一歩に据えて臨みました。

拙い英語でもちゃんと伝わる。ピントレードがくれた「まず話してみる」勇気
現地では、プログラムでの学びに参加しつつ、パークでの体験からも多くを得ました。とくに印象に残っているのが、キャストの方々とのピントレードです。日本にはない文化なので、どうしてもやってみたくて、日本らしいデザインのピンを事前に用意しました。
1対1でのやり取りは買い物や注文よりハードルが高く、「私の英語で伝わるかな」と直前まで緊張していました。しかし思い切って声をかけると、韓国出身のキャストの方とは“お互い初めてのピントレード”という共通点で一気に打ち解けました。私が日本から持参したピンを見て「日本が好き、いつか行ってみたい」と笑顔で返してくれて、伝えること自体が楽しいと素直に感じられた瞬間でした。

別の日に中国出身のキャストの方とトレードしたときは、「祭」の漢字が入ったデールのピンをとても気に入ってくれて、後から「チップは持っていない?」と再び声をかけられました。手元になく交換はできなかったものの、そこまで喜んでもらえたことが嬉しく、拙い英語でも気持ちは通じるのだと実感しました。短い会話の積み重ねが自信につながり、チーム内でも意見を口に出しやすくなりました。
出発前は間違いを恐れて言葉を飲み込みがちでしたが、「完璧じゃなくていい。まず伝えてみる」というスタンスへと切り替えられ、会話が転がっていく手応えを何度も得ました。
“一度の思い出”で終わらせず、学んだことをふだんの毎日に生かしていく
この経験を通して、語学力はもちろん大切ですが、同じくらい熱量や姿勢も大事だと学びました。ピントレードのような短い会話でも、自分の言葉で交流できた小さな成功が積み重なり、英語への抵抗感が薄れていきました。
帰国後は、一過性の経験で終わらせないために、前期に引き続き後期も「Global Studies」を履修し、ALTや留学生の英語に触れながら、英語で話す練習を続けています。また、YouTubeなどで英語の動画コンテンツを見ることを日々の習慣にし、耳を英語に慣らす時間を確保するようにしています。座学だけでなく、実際に“聞く・話す”機会を意識してつくることを大切にしています。さらに、学内外のグローバルなイベントに参加し、人と関わる場で使う英語の回数を少しずつ増やしています。
もう一つの気づきは、海外の方が日本文化に関心を寄せてくれる場面が多い一方で、自分の言葉で日本のことを説明する難しさを感じたことです。今回の挑戦を通して、英語力という面だけでなく、単純に異文化や海外そのものへの関心もさらに高まりました。だからこそ、国内と海外の両方への理解を深め、質問されたときに等身大の英語で語れる引き出しを増やしていきたいと考えるようになりました。失敗がゼロになることはないけれど、小さな成功を日々積むことで、確実に次の一歩は軽くなる。今回の挑戦で得た「怖さより伝える」という感覚を大事にしながら、私は行動を続けていきます。
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