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ガクチカのネタだったカンボジアが、これからの自分を決める一歩に

このストーリーの3つのポイント

  • 挑戦したこと サムライカレーのスタッフとして、カンボジアへの2回目の渡航をしたこと
  • 挑戦して得たこと 行動力、人生を考えるきっかけ
  • 次にチャレンジしたいこと 自分が勤める企業の「カンボジア進出の第一人者」

美学美術史学科 4年 Y・O

就活の“ガクチカ”から始まった、カンボジア挑戦と再渡航の決意

私の挑戦は、「サムライカレー」というカンボジアでカレー店を経営するプログラムに参加したことから始まりました。きっかけはすごく現実的で、「就活で話せるガクチカになりそう」「周りの人があまり行ったことのない国に行ってみたい」という思いでした。正直、最初から立派な志があったわけではなく、「おもしろそう」「人と違う経験をしてみたい」という好奇心が大きかったです。

ところが、1回目の渡航で出会ったカンボジアの人たちの温かさや、暮らしやすさにすっかり惹かれてしまいました。帰国後も授業やイベントでカンボジアについて紹介したり、自分で調べたりする時間が自然と増えていきました。そのうち、「ガクチカになるから」ではなく、「もっとこの国のことを知りたい」「自分一人で大きなことを成し遂げてみたい」という気持ちが強くなっていきました。 そうして決めたのが、サムライカレーのスタッフとしての2回目のカンボジア渡航です。今度は“参加者”ではなく“運営側”として関わることで、より深く現地のビジネスに触れたいと思いました。大学ではカンボジアについて紹介する立場になる機会も増え、「自分が語る以上、自分自身がもっと学ばなきゃ」と感じたことも、再挑戦の大きな後押しになりました。

行動する人たちとのギャップに悩み、自分から一歩踏み出せるようになった

お世話になったグローバルキャリアカウンセラーの方と職員さんと

2回目の渡航では、日本人・カンボジア人問わず、すでに事業を立ち上げていたり、自分からどんどん動いてチャンスを掴んでいる人たちと出会いました。その姿は本当にかっこよくて刺激的だった一方で、「私、全然追いついていないな」「同じ場所にいるのに、何もできていないかもしれない」と、自分とのギャップに落ち込んでしまうことも多かったです。

そこで立ち止まって、「受け身でいる限り、この差は埋まらない」と考えるようになりました。サムライカレーの現場でも、ただ指示を待つのではなく、気になった人には自分から話しかけ、興味を持ったことにはとりあえず手を挙げてみるように意識を変えました。その結果、カンボジアでビジネスをしている方々から、リアルな事業の話や失敗談を直接聞かせてもらえる機会が増え、「行動した分だけ世界が広がるんだ」と実感しました。

同時に、「自分にもできることから始めよう」と思い、カンボジアでの生活の様子をまとめてYouTubeに投稿することにも挑戦しました。完璧な動画ではなくても、「まず形にして、人に届けてみる」という経験は、私にとって大きな一歩でした。 ただ、周りのすごい人たちと比べて自信をなくした時期もあり、そのとき支えになってくれたのが、グローバルキャリアカウンセラーです。自分の不安や焦りを全部言葉にして聞いてもらう中で、「私は今、何をしたいのか」「何を大切にしたいのか」が少しずつ整理されていきました。「比べる相手は“誰か”じゃなくて、“昨日の自分”でいいんだよ」という言葉に救われ、また前を向いて動き出すことができました。

「グローバルキャリア支援」でタイへ渡航し、バンコクのスラム街支援団体への訪問、インターナショナルスクールの見学、スラムの子どもたちへの音楽教育支援団体へのインタビューなどを行いました。

環境が人をつくると気づき、カンボジアで挑戦し続ける未来を思い描く

今回の挑戦で一番印象に残っているのは、ある人から言われた「人は環境の生き物であり、どの環境に身を置くかが大切」という言葉です。その言葉を聞いたとき、「自分が一番“自分らしくいられる場所”はどこだろう」とあらためて考えるようになりました。カンボジアや、周りの人たちが当たり前のように何かに挑戦している環境にいるとき、私は一番前向きになれて、「もっとやってみたい」と思える自分でいられると気づいたからです。

もともと「海外で仕事をしたい」という漠然とした夢はありましたが、今回の経験を通して、「カンボジアのような成長している国で、人々の生活の“当たり前”を支える仕事をしたい」という、より具体的な軸を持てるようになりました。就職活動でも「海外に事業展開していること」「人々の暮らしの基盤を支える仕事であること」を大事な条件にして企業を選びました。

実は、自分で起業することも真剣に考えました。カンボジアの観光産業や、特産品であるサトウキビを活かしたビジネスなど、アイデアはいくつも浮かびました。でも最終的には、「まずは企業で社会人としての基礎やビジネスの仕組みを学んでからの方が、長く続く形で挑戦できる」と考え、就職して経験を積む道を選びました。 これからは、まず会社の中で一人前になれるように、仕事を積極的に覚えていきたいです。そしていつか、今度は自分が勤める企業の「カンボジア進出の第一人者」になれたら、という新しい目標もできました。これからも、環境を選びながら、自分からチャンスを掴みにいく生き方を続けていきたいと思っています。

Message from 実践人

  • やりたいことや、なりたい姿、大切にしていたいものや価値観は人それぞれ違うと思います。でも、それのために、じっくり考えて行動に移すことができるのは学生生活という時間だけです。自分の好きなものや大切にしたいもので良いと思うので、そこに少しだけ勇気を持ってそれらにもっと近づけるための行動を起こしてみませんか。例えば好きなアーティストの為に遠征をしてプチ旅行をしてみるとか、かわいい服を着るためにジムに行くとか、就活の為にボランティア活動をしてみるとか。初めは単純な理由だったとしても、何かに挑戦することで、いつの間にか今の自分とは違う自分や見たことのない景色が待っていると思います!皆さんが少しでも成長できたなと思える学生生活を送れることを応援しています!!